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問 題
囲碁のルール
目 次
① 目 的
② 呼吸点と石を取る事
③ 禁止事項
④ 制限事項(コウ)
⑤ 石の活と死
⑥ 死んでいる石の処理
① 目 的
何をするゲームかというと
陣地(地)の大きさを争うゲームで
相手より陣地(地)が多いと勝ちです
碁盤はこんな感じですが
地(陣地)は以下のように
空間でなく、交差する点の場所に作ります
例えば9目の地を作るとすると
地は1つ、二つでなく
1目(モク)、2目(モク)と数えます
9目の地を見てみましょう
3か所に9目の地を作ってみました
隅や辺も、交差するところみたいに地になるので
注意してください
Aのように四辺囲む所は「中央」といいます
Bのように三辺で済む所は「辺」
Cのように二辺の所は「隅」です
この絵では
Aに地を作る場合は、黒石16個
Bに地を作る場合は、黒石11個
Cに地を作る場合は、黒石7個
それぞれ必要になります
石数を見ればわかるように
地は「中央」より「辺」
「辺」より「隅」の方が作りやすいという事です
白黒互いに打っていますので
終局はこんな感じで
最後はお互いの地を計算して
地が多い方が勝ちとなります
地を計算する時は
相手の地を計算します
例えば、あなたが黒番の場合
白の地を計算します
自分の黒地は
白番の人が計算してくれます
この時に取っていた石を
相手の地に埋めてゆきます
こんな感じで
盤面は
黒は21+19=40
白は22+26=48
で、白8目優勢ですが
取った石があった場合は
例えば
黒が白石を10個取っていて
白が黒石を1個取っていた時
その石を相手の陣地に埋めてゆきます
黒は40-1=39
白は48-10=38
となり、黒1目の勝となります
計算する時は
計算しやすように
境界線に気をつけて
長方形(5×2)にしたりします
このように
相手より沢山地を作った方が勝ちになります
上へ
② 呼吸点と石を取る事
打った石は呼吸をしていて
その呼吸を止められたら
その石は死となり、相手に取られます
そこ呼吸点を「ダメ」と呼びます
「石が呼吸?」「大丈夫ですか?」
って言わないでください
説明するための
言葉のアヤですから
そのアヤを今から説明します
これらの石の呼吸点はこのようになります
場所や石の形により
呼吸点は異なります
呼吸点があと1つの時の状態を
アタリと言い
逃げないと取られます
例えばこの石ですが
呼吸点4のうち
白石に2つ打たれています
白石◎で
この黒石の呼吸点が残り1となりました
この白石◎が「アタリ」です
このまま黒が何もしないでいると
白◎で黒石が取られてしまいます
その他の石でも同じです
呼吸点が残り1の時が「アタリ」で
全ての呼吸点に打たれた時に取られます
上へ
③ 禁止事項
囲碁をするにあたって
以下の3つの禁止事項があります
1.重ね打ち
すでに置いてある自分または相手の石の上に打ってはいけません
2.石の移動
いったん打った石は、上下左右に移すことは出来ません
3.連続打ち
一人で続けて打ってはいけません
交互に打ちます
石を置くことが出来る場所はあるけれど
そこに打ってはいけない、というルールがあります
その着手禁止点を今から説明します
着手禁止点とは
・呼吸点のないところは打てない
・ただし、相手の石が取れる場合はOK
この2点です
だから次の4つの絵の
黒×の場所は打つことは出来ません
これからの4つの絵は
今までの絵と同じような感じですが
呼吸点があるので
打つことが出来ます
次の4つの絵は
呼吸点はありませんが
相手の石が取れるので打てます
取った後の絵も同時に載せます
最初はこれ
×の場所は、呼吸点のない着手禁止点ですが
白石が取れてしまうので
打つことはOKです
取った後の絵がこれです
次も同じく
辺と接している場所でも同じく
最後はこれ
上へ
④ 制限事項(コウ)
「3つの禁止事項」
「着手禁止点」
の他に「着手制限点」があります
これは「コウ」と言います
では説明しましょう
このような状態
白石が「アタリ」状態です
よって黒が取ります
黒◎で取ったのですが
今度は逆に
今打った黒◎が「アタリ」状態になってしまいました
この時
白は黒◎の石をすぐに取ることが出来ません
いったん他の地点に打って
その後に取ることが出来ます
これが「着手制限点(コウ)」です
実例がこれです
黒番で黒◎と白石を取ります
ここで「コウ」なのですが
白が「コウ」を争わずに(取り返しをせずに)
終わった場合は
白2とついで
黒◎とついで
隅の黒は二眼ありで活きです
白が「コウ」争いをして
白が勝った場合
これで隅の黒は
一眼しかなく、死にです
これは黒が死活をかけた「コウ」の例です
次は「両コウ」です
「コウ」の箇所が2か所あります
例えば
黒◎で白石を取って「アタリ」にすると
白は黒◎の石はすぐに取り返す事が出来ませんが
もう片方の黒石を取ることが出来るので
白◎と黒石を取ります
「両コウ」の次は「三コウ」です
これは「コウ」の場所が3か所あります
そして双方が譲らない場合は
三コウ無勝負
となります
こんな感じです
これで白番の場合
今「アタリ」状態なので
白は◎で黒石を取ります
今度は黒が「アタリ」状態になったので
黒は◎で白石を取ります
またまた
白が「アタリ」状態になったので
白は◎で黒石を取ります
今度はまた
黒が「アタリ」状態になったので
黒は◎で黒石を取ります
これじゃあ
いつまでたっても
終わらないので
無勝負です
「コウ」はすぐには取り返す事が出来ません
違うところに打ってから
取り返す事になります
この違うところに打つことを
「コウダテ」と言います
「コウ」に勝つためには
相手が無視できないところに
「コウダテ」を打つ必要があります
こんな場面で
白が◎で「コウ」を取りました
黒はすぐには取り返せないので
「コウダテ」する必要があります
黒は黒◎に打ち「コウダテ」しました
この「コウダテ」の狙いは
次に「A」と打ち
赤で囲んだ白石4個を取る
というものです
白はその狙いを防ぐために
白◎と打ちます
黒は「コウダテ」を打ったので
黒◎と「コウ」を取り返します
次は白が「コウダテ」する番です
白は◎と打ちます
白の狙いは
次に「A」と打ち
赤で囲んだ黒石4個を取る
というものです
黒はもう「コウダテ」がないと考え
黒◎で「コウ」の解消です
「コウ」は黒が勝ちましたが
白は◎で黒石4個を取りました
「コウ」「コウダテ」は
最初はわかりづらいです
「コウ」解消のタイミングなど
損得勘定が必要となってきます
上へ
⑤ 石の活と死
石は囲んだら取れる
囲まれたら取られると説明しましたが
絶対に取られないものもあります
ここでは「石の死活」について説明します
一般に「石の死活」と言ったら
1個や2個の石の事でなく
陣地を取って生きる多くの石の事を言います
だから死ぬという事は
多くの石が取られます
では、絶対死なない石とは
最低二眼ある事です
条件はたったこれだけです
隅、辺、中央で
二眼ある石を見てみましょう
これらは最少の活き形です
隅
辺
中央
呼吸点のない所には
相手の石を取る時にしか
打つことが出来ない
というルールがあるため
白は1個づつあるどちらの黒地にも打つことは出来ません
このように生きるための場所の事を「眼(ガン)」と呼び
囲った陣地や石の数の単位には「目(モク)」と呼びます
「カケ眼」に注意!
眼だと思っていたのが「カケ眼」だった事があります
先の最少の形に良く似た次の形ですが
これら全て「A」の場所が「カケ眼」なので
一眼しかなく、黒死です
二眼と二目の違い
この形は
二眼で二目ある形
この形は
二目あるけど
一眼しかない形
これがどうして取られてるか?
以下の手順で取られます
白◎で「アタリ」
黒◎で白石を取るも
白◎で丸ごと取られます
よって二目は絶対死にです
三目以上は
「なかで」のコーナーで解説しています
「隅のマガリ四目」
「隅のマガリ四目」は日本棋院判例で「死」と決められています
これらの形は
全て「隅のマガリ四目」なので
白は死にです
もう一手かけて
白石を取りに行く必要はありません
「セキ」と「セキくずれ」
「隅のマガリ四目」は日本棋院判例で「死」と決められています
このような形で
黒も白も
取りに行こうと
ダメを詰めると
逆に取られてしまう
だから双方とも取りに行かない状態を
「セキ」と言います
次のように
お互いに、一眼あっても
「セキ」となる場合があります
ただし
この「セキ」は
周りの囲んでいる石が生きているのが条件で
このように白石が取られてしまうと
「セキ」ではなくなります
このような状態を「セキくずれ」と呼びます
「セキ」の場合
お互いの石は死なないので
そのまま盤上に置きっぱなしです
ダメも打つことが出来ないので
そのままの状態です
上へ
⑥ 死んでいる石の処理
相手の死んでいる石をどうするか?
1、今すぐ取るか
2、終局となってゆっくり取るか
この判断は
その石の状況によります
「今すぐ取る石」とは、
死活に関係する石、逃げていく石、
取っておかないとこちらがピンチになる石です
逆に
「ゆっくり取る石」とは、
逃げるおそれがない石、
こちらに危害を加える恐れがない石です
実際の形を見てみましょう
まずは
「今すぐ取る石」です
この状態ではまだ大丈夫ですが
白1と打たれたら
黒◎で取る必要があります
次も同じく
この状態なら良いのですが
白1と打たれたら
黒◎で取る必要があります
次が異なった例で
このままで大丈夫なのは
同じですが
今度は白◎と打たれても
取りにいく必要はありません
なぜなら
白はAと取りに行くことが
出来ないからです
※Aの場所に打つことは出来ますが
ダメが詰まって、全部の白石が取られてしまうから
このような場合「取りに行けない」「打てない」と表現します
この場合
外の黒石が生きていれば
白石は死んでいることになり
終局時に取り上げれば良いです
今度は「攻め合い」です
取るか取られるかの場面です
白◎と打ってきたところ
黒は取りに行くべきかどうか?
すぐに取りに行った場合
白◎で黒石がアタリになりますが
次に白石が取れるので黒勝ちです
黒が手を抜いた場合
黒2を違うところに打ち
手を抜いた場合
黒◎で白石をアタリに出来ますが
次に黒石を取られるので
黒負けです
今回の場面は
白1を打った時点で
黒石も白石も残り4手で取られます
残り同じ手数なら
先に取りに行った方が勝ちです
上へ